愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『代表的日本人』

上杉鷹山

 

江戸時代の藩主で、かなりの善政を敷いた。

地上の楽園とも言えるような国を築いた、とも言われている。

 

聖書より。神と人々の封建制度。人々は皆、同じ父の子であり兄弟である

 

上杉鷹山は藩主になる際、誓文を立てた

1、文武の修練は定めに従い怠らず励む

2、民の父母となるを第一の務めとする

3、次の言葉を日夜忘れない

 贅沢なければ危険なし

 施して浪費するなかれ

4、言行の不一致、賞罰の不正、不実と無礼を犯さない

 

民声は神の声

 

わずかな資金でも長い間続けるなら巨額になる

 

経済(富)と徳をわけない

木に肥料を与える→結実する

民を愛する→富は得られる

 

公娼を廃止

もし欲情がこんなことで静まるなら、数知れない遊郭が必要になろう

 

自らの過失を近侍に咎められたとき、食事が喉を通らないほど、感性が鋭かった

 

自己を収められてはじめて家を収め、家を整えられて初めて国を統治できる

 

徳川幕府の時代は、徳川家以外は全て貧しい暮らしを強いられていました。

そんな中でより良い藩を作るには、おそらくベストの方法なのでしょう。

現在の私たちも、無限に富が得られるわけでは無いので、見習うべきところは多いようです。