著者は国語辞典を作っている人です。
言葉はそれこそ無限です。
どんどん新しく生まれるものがあり、一方で使われなくなり死語となるものがあります。
それらの中から、辞典にする言葉を収集して、選別しなければなりません。
いったいどうやって?
実は著者のような編集者たちは、街で会話を聞いたりして集めるのだそうです。
さらに驚くことに、その数は実に多いです。
集めたものをふるいにかけて辞典を作るため、膨大な数の言葉が必要になるのです。
本書は、それらのうちで不採用になってしまった言葉たちに、スポットライトを当てています。
○○甲子園
いける
とぎる
不採用になる理由は様々です。
知っている言葉もたくさんありました。
おそらくメジャーだと思われる言葉も。
辞典の種類によっても、採用不採用の基準はかなり異なるのだろうと、想像されます。