千早茜氏の初エッセイです。
小説家として、いくつもの傑作を生み出しています。
食べ物のお話集です。
通常は食べ物だと美味しいものに目がいきますが、本書は違います。
では、ゲテモノ系かというと、そうでもありません。
著者にとって悪い食べ物を、次々と紹介しているのです。
幼少期をアフリカで過ごした著者は、一般的な日本人とは感覚が少し違うのかも知れません。
そのため、感情移入はしにくい気がします。
しかしおそらく著者もそんなものは狙っておらず、関係なく楽しめました。
実は小説を読んだことがないので、ぜひ読んでみようと思いました。