愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『アンナ・カレーニナ2』トルストイ

f:id:kazuyoshisan:20201202230550j:image

ロシア文学に数多ある名作の一つ、アンナ・カレーニナの2巻です。

 

キチィの病が癒えて、家に戻って来ます。

リョービンも諸外国の旅行から戻って来ます。

アンナはブロンスキーの子どもを生むのだけど。

オブロンスキーが実はかなりのキーマンで、事態をどんどん動かして行きます。

レーニン氏の意外な一面が出てきたり。リョービンの感情表現が、とても緻密で生き生きとしていたり。それは、キチィにも言えます。

リョービンの農作業部分は、他と様相が異なりますが、それはそれで楽しめます。

そこがなければ、純粋な恋愛小説になるのでしょうけど。

これから先も、彼らの人間模様に目が離せません。

 

ちなみに、当時の結婚や離婚感、ロシア正教会を知っていると、より理解しやすいようてす。