ロシア文学に数多ある名作の一つ、アンナ・カレーニナの2巻です。
キチィの病が癒えて、家に戻って来ます。
リョービンも諸外国の旅行から戻って来ます。
アンナはブロンスキーの子どもを生むのだけど。
オブロンスキーが実はかなりのキーマンで、事態をどんどん動かして行きます。
カレーニン氏の意外な一面が出てきたり。リョービンの感情表現が、とても緻密で生き生きとしていたり。それは、キチィにも言えます。
リョービンの農作業部分は、他と様相が異なりますが、それはそれで楽しめます。
そこがなければ、純粋な恋愛小説になるのでしょうけど。
これから先も、彼らの人間模様に目が離せません。
ちなみに、当時の結婚や離婚感、ロシア正教会を知っていると、より理解しやすいようてす。