愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『父・横山やすし伝説』木村一八

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横山やすし・西川きよし

通称やすきよ、という漫才コンビが、かつていました。

本書は、その横山やすしの長男である、木村一八氏の著書です。

 

横山やすし氏は、暴力事件を何度も起こします。

また、後輩芸人や共演者に、理不尽だったり酷かったりします。

そのため、世間一般から恐ろしい人だと思われています。

しかし、長男から見ると…。

地雷がどこにあるかわからず怒られたり、いやいや年越しに毎年付き合わされたり、尋常じゃないお金遣いを目撃したり。

身内から見ても、破天荒なようです。

 

後半は、著者自身が少年院に入ったり、外国人を街で半殺しにするエピソードなどが紹介されています。

どうやら、息子さんもしっかりその血を受け継いだ、と言って間違いないようです。

 

すごい話なのは確かです。

どんな教訓を得るのかは、少し難しいかも知れませんけど。