新宿歌舞伎町。
キャバクラやホストクラブやオカマバーや風俗店など、様々なお店がが乱立する街です。
そんな不健全でいかがわしい街に住む、ホストたち。
彼らの商売道具は、見た目のカッコ良さでは無く、トークです。
それも長くはない、ポンポン続く軽妙なやりとりです。
ここに目をつけたのが、あるホストクラブのオーナーです。
「ホストに三十一文字は向いているのでは?」
そうして生まれたホストクラブの歌クラブ。
お題はやはり夜の街です。
予想を裏切りはしないのですが、予想通りに面白いです。
撰者に俵万智氏がいる、というのが、本書の中で一番の驚きです。