愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『論語』金谷治 訳註

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言わずと知れた孔子の言葉を集めた著書です。

多くの名言もありますが、実は人としての生き方が極めて現実的に書いてあります

 

人がわかってくれなくても気にかけない

 

人に認められないことを気にかけず、認められることをしよう

 

知っているよりも、好きな方が良い。さらに楽しめたらもっと良い

 

厩が火事になった時、人に怪我がなかったかを尋ね、馬の事は聞かなかった

 

相手に合わせて答える内容を変えるべき

 

我が身を正せなければ、人を正すことができない

 

金持ちで威張らないのは容易、貧乏で恨まないのは困難

 

人に知られるためではなく、自分のために学ぶ

 

才能がないことを気にする、人に知られない事は気にしない

 

目が見えない人に、階段です、席です、〇〇さんがあの席で××さんがあの席です、と伝えた。

 

人としての生き方。

それも、良い生き方や満足しやすい生き方、という視点で書いてあるようです。

相手によく思われるとか、何があっても挫けないためにとか、そんなことを考えていたように思えます。

きっと孔子は賢い人だったのでしょうね。

当たり前ですけど。