愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『貧乏国ニッポン』加賀谷珪一

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日本は世界的に見ると、貧乏な国になってしまったという、悲しい事実を突きつける著書です。

 

2019年アメリカでは年収14,000,000円は低所得とみなされています

 

日本は低賃金で物価が安いです

ただし、海外から輸入する品は値上がりしています

 

ダイソーアメリカでは200円、中国では150円均一です

 

日本政府の教育予算はどんどん減っている

 

ヨーロッパでは労働時間の短縮がどんどん進んでいる

 

日本は経済が貧困化しているため、違法な長時間労働が横行している

 

世界経済は成長を続けている、日本が成長を止めたら相対的に貧困になる

 

金利が下がると物価が下がる

そうすると景気が悪くなる

日本の現状がまさにこれ。脱却しなければならない

 

有能な経営者のやる事は2つ

付加価値の低い部門は整理する

付加価値の高い部門は投資を強化する

 

日本のとるべき道は3つ

外国にものを売る

外国で稼ぐ

外国に投資、もしくは外国で稼ぐ企業に投資

 

東南アジアでは、日本人雇用が増えている

 

多くの日本人は、自分たちの国が貧しくなっていることに薄々気づいてているけど、目を背けているか、そもそも気づいていないように思います。

本書は、そのことをしっかり認識する手助けになりそうです。

まずは現状をしっかり認識すること。それからどうなりたいか、そのためにはどうするか。

それをしっかり考えて実行したいものですね。