愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『サイコパス』中野信子

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サイコパスと言えば『羊たちの沈黙』などのレクター博士が有名です。

 

人を殺すことに全く罪悪感を持たない。

およそ人間的な感情が無く、そのため相手の気持ちに共感することが出来ない。

恐怖、緊張、不安を感じにくい。

常習的な嘘つき。

傲慢で尊大で批判されても懲りずに折れない。

 

人口にたいして1%の割合で存在している

 

脳自体が正常と異なっているため、効果的な治療はない

 

頭がよく見られたり、勇気があると見られたりする

 

相手の心を掴むのが上手い

 

プレゼン能力だけ高くて、仕事は伴わなかったりする

 

意外に多くいるんだな、というのが一番の驚きでした。

そうすると、あいつはヤバいな。

そう思っていた人物は、サイコパスだったんだと考えたら、わりと説明がつきそうです。

ある意味99%の人間とは、別の生き物と考えることも出来ます。

許容できるかは、その行動によるので難しいかも知れませんが、上手く共存は出来るのかも知れません。

いや、そのために多くの人が、知っておくべきなのかも。