愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『貞観政要』呉兢 出口治明

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貞観は627〜649に唐で使われていた元号です。

とても平和で繁栄した国です。

政要は政治の要諦のことで、唐の第二代皇帝である李世民と臣下の言行録です。

 

人の脳はここ数百年進化していない

だから、昔の本も充分参考になる

 

リーダー:組織の1部

脳:体の中の組織の位置

それぞれ外よりも偉いと言うわけではない

 

易姓革命:悪い政治になると氾濫により新王朝が入れ替わる。現王朝の正当性を主張するために使われる

 

諫言:上に立つ者の誤りを遠慮なく忠告すること

 

君主 政府 人民

以上で一つのチーム

君主は人民の寄生階級

 

専門家のアドバイスを聞く

 

謙虚になるためには

.ハンディキャップを持つ

.運命を受け入れる

.周囲に注意してもらう仕組みを作る

 

多くの人から意見を聞く

 

部下に仕事を任せる場合、すべてを任せる

 

誰に何を担当させるのかを決めた時点で、組織のパフォーマンスはほぼ決定する

 

リーダーはいつも明るい表情、つまり良い表情をしているべきである

 

謙虚

 

公平

 

自制心

 

適材適所。得意な人に任せる→自分が思うように決めたら大体合っている

 

リーダーの能力が高いほど組織の能力が高い

 

言葉が通じるのに話が通じない→恐怖

 

他人との会話→共通項を見つけて話す

 

辛かった時期を常に忘れない

 

人としての正しさや、相手の立場に立って考えるという立場は、時代が変わっても同じかもしれません。

後世でも素晴らしいと言われる人は、周囲の人にもそう感じさせるはずです。