それに対して、和歌で圧倒的な才能や技巧を示した、在原業平。
そんな彼は、技巧などを置いて、ただストレートに思いを伝えるだけ歌も送ったりします。
そんなところが魅力の一つのようです。
引歌:雅な行いの1つ
かきつばたの5文字を頭に置く:超絶技巧
自分の感情と自然の情景を結びつけて歌う
(ながめ)と(長雨)の掛詞
当時の宮廷:桜の春と紅葉の秋、どちらが雅か議論していた
多情多感:感受性が豊か→良い歌人の条件
漢字:男のことわり=頭脳
かな:女の情=身体
解明や解決が不可能なことに耐えられる
未知のものへの謙虚さ
叶わぬものに抗わない
→雅
逢瀬の朝に男が女に後朝の歌を贈るのがマナーだった
業平には何でも受容する余裕があった
歌に対する自負心があるから惨めにならない
権力と日は相反するもの
心の底は全く同じ人(本人)にしかわからない
業平は言葉をばーっと空に放り投げた
誰かわからないがきっと拾ってくれる
和歌は天才的で、余裕がありみやびで、だけど権力争いや世間で生きるのには不器用さが垣間見られる。
なんとも魅力的な人ですね。
かぶきものや武士道とも通じるように感じます。
日本人として、見習いたいです。