愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『君たちはどう生きるか』吉野源三郎

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数十年前からある著書が、つい数年前にリバイバルでブームになったものです。

 

自分を中心に考えていない人はまれ

天動説と同様、真実は見えない

 

人間として立派になる

 

人同士が好意を尽くして喜ぶのは美しい

 

人として正しいことをしていれば、どんな境遇でも生きていける

 

衣食住・学問・芸術すべて、生産するという行為は素晴らしい

 

心に痛みがあるのは、体に痛みがあるのと同じ

心が正常な状態にないと知らせている

 

元国王でなければ、自分が王位にないことを悲しまない

 

世の中を回す中心はない

 

おそらく著者であろう、おじさんと、甥のコペル君のやりとりが中心のお話です。

それぞれの考えが正しいかはともかくとして、自分がどう生きるかを考えるきっかけには、おそらくなってくれるはずです。

ここから哲学や宗教などを学ぶ方向に行くと、より深まるのでしょうね。

いや、行かなくても良いのですけど。