数十年前からある著書が、つい数年前にリバイバルでブームになったものです。
自分を中心に考えていない人はまれ
天動説と同様、真実は見えない
人間として立派になる
人同士が好意を尽くして喜ぶのは美しい
人として正しいことをしていれば、どんな境遇でも生きていける
衣食住・学問・芸術すべて、生産するという行為は素晴らしい
心に痛みがあるのは、体に痛みがあるのと同じ
心が正常な状態にないと知らせている
元国王でなければ、自分が王位にないことを悲しまない
世の中を回す中心はない
おそらく著者であろう、おじさんと、甥のコペル君のやりとりが中心のお話です。
それぞれの考えが正しいかはともかくとして、自分がどう生きるかを考えるきっかけには、おそらくなってくれるはずです。
ここから哲学や宗教などを学ぶ方向に行くと、より深まるのでしょうね。
いや、行かなくても良いのですけど。