愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『刑務所わず』堀江貴文

f:id:kazuyoshisan:20210316150157j:image

ライブドア社長の堀江貴文氏による、獄中記シリーズの一冊です。

マンガ部分があり、エッセイ部分があり、日記部分があり、対談部分があり、と様々な角度から書かれていて、こちらを飽きさせません。

 

衛生係という老人介護のような仕事をしたり、手書きの文章をたくさん書いたり、お菓子を食べたりと、シャバでは決してしてこなかった諸々の作業たち。

それに苦戦したりイライラしながらも、なんだか楽しんでやっているようにも感じられます。

 

お金の亡者のように見られている、という本人の記述が出てきますが、ムショに入ったのもそれが原因だったはず。

日本では、人の印象って本当に怖いな、と感じさせられます。

 

ストレートで、ある意味著者は子どものようです。

そんな人の方が、刑務所でも楽しみを見つけて、過ごしていけるのかも知れません。

ビジネスでも同じなのか?

それは、わからないのですけど。