愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『哲学の教科書』中島義道

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理想社会が実現しても、死にゆく人々のことは問題とならないのか?

 

暗黒の宇宙との対比で、風景や人々が愛おしく思える

 

死の教育は、性の教育以上に必要

 

1に1をたすと2になったという説明を、プラトンは納得できないと言った

 

哲学とは徹底的な懐疑

 

哲学の一番の敵は「わかったつもり」

 

理智、論理は哲学の重要案件

ただし、それだけでは全く足りない

 

単純なこどもの目線で世界を見るのが、哲学的

 

シュールレアリスム絵画の非現実的な世界は、特別驚くべきことではない

例えば、わたしが手を上げられることの方が、よほど驚くべきことである

 

哲学の定義などを教えてくれている著書です。

考え方が哲学的になると、子ども的になるというのは、とても面白い表現でした。