愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 日本の面影』小泉八雲 池田雅之

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『怪談』などで有名、小泉八雲氏の著書を池田雅之氏が解説したものです。

 

異文化、マイノリティ文化に低い視点で共鳴する

心身ともに共鳴し、共感し、没入する

 

自分が探しているものは、心に描く以外で見つけることは出来ない

 

太陽だけでなく、多くの人は出雲大社へも柏手を打っていた

八百万の神の名前を唱えながら、あらゆる方向に頭を下げる人もいた

 

他民族の仕草や心情を、自分たちの流儀で推し量るから、結局は誤解してしまう

 

日本の自然石への審美眼は優れている

 

人や芸術や文学にはリスペクト

ギリシャ語ではtheumazein賞賛、賛歌で接するべき

 

3つのオープンマインド

自らの五感を解き放つ

他者、特に弱者への優しさ

他者への共感、共感

 

マルチアイデンティティを持つ

 

心の安らぎこそ、最高の幸福

 

小泉八雲氏は、自らがマイノリティでもあり、多様性を大事に出来る人であったようです。

その人の手にかかると、日本がとても輝いてみえました。

自分もこうありたいと思える人物です。