愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 最期のことば』ブッダ 佐々木閑

ブッダの教え=原始仏教

自分で自分を変えようと言う自己鍛錬システム

 

外ではなく心の内側に目を向ける

合理的で論理的な教え

 

ブッダの教えに従いサンガ組織で修行する

 

サンガは拡大ではなく維持を目指す

リーダーがいないことが大切

タイ、スリランカのお寺は24時間オープン、公に開示し社会からの信頼を得ている

先輩が上で後輩が下

 

心は一瞬ごとに消滅を繰り返している

(心も無常)

 

自分は存在しない

(単に構成要素の一時集合に過ぎない)

 

肉体を苦しめても心の苦しみは変わらない

 

利他には2種類ある

正しい行為をする→周りが感化させられる

自己犠牲

 

仏教はサンガと在家の二重構造

この入れ替わりは自由

 

法を守り正しい生活をするのがブッダの供養

 

僧侶の本文は修行

 

諸々の事柄は過ぎ去っていく、怠ることなく修行を完成させよ

 

自らの力で世界を正しく観察し、自力で自己を変える

 

簡単な道では無いけど、意識すれば今よりも良くなれるはずです。

自分は、と言いたくなりますが、それは存在しないのですよね。

たしかに心は一瞬ごとに消滅しています。

自分自身といえる核が何なのか?

そもそもそんな物は存在しない、というのが仏教の立場のようです。

ただ行為があるとしたら、それを良いものにして、満たしていくということなのかも知れません。

それが良い生き方なのかと。