『すべての男は消耗品である』という、実にインパクトのあるエッセイ集を出し続けてきた著者の、2016年作のエッセイです。
気づけば著者は60歳前後なのですね。
もう数十年続いているというわけです。
興味のあることを小説として執筆しつつ、エッセイにも書いてくれます。
女子高生の援助交際、キューバ音楽、カラオケ、ハウステンボス、ワイン、料理。
力強くて非日常な現実を書き続けてきた著者。
最近は政治などは語ることがない、と本書で述べています。
それでも、あらたな興味を持って新書を作成している途中だそうです。
次々と楽しいことに出会えて、というよりは感性がキャッチして、それを表現して行ける著者。
知人から仕事依存症だと指摘されますが、一読者としては、それで良いんじゃない?と思ってしまいました。
心身のバランスを崩してしまうようであれば、それは良くないのですけど。