愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 未来へ続く進化論 種の起源』ダーウィン

人種差別や奴隷制度は不正

ミミズも人も、全ての生き物は平等

 

地球上の生物はすべて、最初の1つから変化したものである

 

農家は昔から変異を利用した品種改良をしていた

 

たまたま生じた変異で、有利なものが残ってきた

 

生存や繁殖の競争により多様性が生まれた

 

自然淘汰は生き物と環境の複雑な関係で起こる

 

変異はすべて偶発

 

進化は枝分かれ、あらゆる現在の生き物は進化の最前線である

人間が頂点にいるわけではない

 

蜂が巣を作る形にも自然淘汰が働いている

 

生物は環境に適応する形で進化していった

 

環境が大きく変われば、人は一瞬で滅ぶかもしれない

 

人間:適度の運動と娯楽を必要とし、共同作業により生計を立てて、公正、平等をよしとし、好奇心が強く、他者と密接に関わり、共同で子育てをする社会的な生き物

 

生物は細菌、古細菌、真核生物の3つに分けられる

 

エピジェネティクス:環境により遺伝子が働かなくなる事がある

 

ウイルスは生物を利用して存在する

→生物の後から存在し始めた?

 

当時のキリスト教と相容れない考え方で、なかなか発表が困難だったようです。

それにしても、人類内だけでなく全ての生物に対して平等に見るという視点は、なかなか出来ないことのように思います。

様々な点で優れた考え方を持つ人物だったのでしょうね。