ある時期に学生だった男子たちには、恐ろしい響きに聞こえるはずです。
街を歩いていたら、無理矢理とも言えるような絡み方をして、喧嘩を売ってくる。
喧嘩になると雲霞のように集まってくる。
勝ったとしても、しつこく仕返しにくる。
絶対に相手にしたくない相手です。
本書はその朝鮮学校に通っていた著者が、学生生活の実態を紹介しています。
上級生に奴隷のようにこき使われる下級生。
街に出て喧嘩を売ることが義務づけられるのです。
さらには定期的にヤキを入れられる。
サッカーは強いけど、ラフプレーがひどい。
朝鮮学校に入るという経験は、われわれには出来ません。
友だちになるのも難しい相手でしょう。
接点を持たせてもらえないので。
本書を読んで、朝鮮学校の生徒が少し分かったような気になりました。