愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 アルプスの少女ハイジ』シュピリ 松永美穂

かなり昔にアニメで放映されていた『アルプスの少女ハイジ

これには原作があります。

1800年代のスイスで、ハイジという少女が人格を形成していくお話です。

 

シュピリは売り上げを普仏こ戦争の看護師に寄付していました

 

性教育にも尽力し、高等女学校で理事をしました

 

1800年代末ヨーロッパ各地で貧しい人たちが移動をしていました

 

スイスは資源に乏しく、生活のため外国の傭兵にもなりました。場合によっては、スイス人同士が戦争の最前線で戦う、といったこともありました。

 

学校にも通えずに働かされている子供たちもいました

 

麓からと山の上からだと風景は全く別のものに見える場合がある

 

(何でも神様に話してよい)

(祈りがすぐに叶わなくても、いつか最善のことをしてくれる)

 

日の光と神様の愛は重なる

 

ドイツ語圏の人々はとても綺麗好き

 

どんなお土産よりあなたに会えたことが1番嬉しかった

 

誰かが悲しんでいれば一緒に悲しんであげることができる

 

人間の形成には教育や信仰が必要

 

私たちは誰しも怒ると馬鹿なことをする

 

悪いことをしたら何よりも自分の心が痛む

 

物語は、著者の知識や考え方が反映されます。

数多くの優しさに溢れた言葉が、アルプスの少女ハイジには、散りばめられています。

教育者の鏡のような人だったのだと思います。