愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 資本論』カール・マルクス 斉藤辛平

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資本主義は本当に大丈夫なのか?

資本主義には多くの問題があり、深刻化しているのに、経済を回し続けなければならないのか?

 

資本主義ではない自由で平等で豊かな社会をどうやって構築するかを考えなければいけない

 

資本主義には暴力性がある

 

貨幣では測れなくても、みんながリッチな状態はある→社会の富

 

(社会のため)が資本主義では(商品)に姿を変える

 

資本主義は人工的に希少性を生み出すシステムである

人々は自然という富から切り離されて貧しくなっていく

 

資本主義の目的は資本を増やすこと

 

商品生産にかかる労働時間=価値

空気には価値がなく、ダイヤモンドは価値が大きい

 

(ゴートゥーキャンペーン)

経済に回させられていることの象徴

 

一般人が売れるのは労働力だけ

コモンがなく自給自足ができない

 

富で言えば短時間労働は可能

商品で言えば短時間労働は不可能

 

無内容な仕事は喜び、やりがいを感じない

 

各人はその能力に応じて働く

各人は必要に応じて受け取る

 

資本主義で負の影響を受けている人はみな、プロレタリアートといえる

 

エッセンシャルワーク(人にしかできず社会的に重要な仕事) →長時間、低賃金

 

地球はもともと誰のものでもない

 

現状を見る限りでは、現在の社会はベストの状況ではありません。

そしてその社会全体は、主に資本主義による影響受けています。

そうすると、資本主義はやはりベストではないと考えざるをえません。

これから人間社会はどうなるのか?

地球はどうなるのか?

みんなが真剣に考えて、変えなければいけない時期に差し掛かっているのかも知れません。