愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『新宿歌舞伎町駆け込み寺』玄秀盛

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一匹狼のヤクザ者。

本書を読んで著者を表するとしたら、これが一番しっくりくる気がします。

育った環境を考えると、仕方がない部分はあったのかも知れません。

人は生きていかなくてはならないので。

そんな著者が、ある時、不治の病にかかっていることが分かり、歌舞伎町で駆け込み寺を開きます。

相談者にとっては、これほど頼りになる相手はいないかも知れません。

本当に人生や世の中は面白いな、と感じさせられました。