愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『仏教のこころ ダライ・ラマ法話集』ベマ・ギャルポ

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チベットの指導者であるダライ・ラマ法話集です。

 

私たちは全て等しく人間である

地理、文化、身体的な特徴は表面的な違いに過ぎない

信仰やイデオロギーの違いさえ、人間であると言うことで克服できる

 

いずれの宗教も人類の発展に必要

 

人類的責任:他人の苦しみを自分のものとして思いやる

 

知恵を備えるのは人間本来の特性

特定の宗教に入信する必要は無い

 

富は多くの貧しい人のために使われるべき

 

一度覚醒して細やかなレベルの意識が開けたら、心の有害作用をすぐ破壊できるようになる

 

中国に制圧されたチベットの学校では、チベット語ではなく中国語が必修にされている

 

国民が幸福で満足しているか

 

人々が助け合う真の平和な社会は100%実現できる他人の前に自分が正直で心暖かい人間に生まれ変わる

 

希望の源は希望

仏教は全てに対して寛容な宗教です。
その正統と見做されている、チベット仏教の最高責任者である著者の言葉は、人類全てに対する慈悲に満ちています。
そして希望にも。