愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『火の鳥 11』手塚治虫

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犬の顔をつけられた主人公は、それでもなんとか一命を取り留めて暮らしていきます。

しかし、政変に巻き込まれて翻弄されていきます。また、ヒロインもこの世界では辛い目に合う定めのようです。

一方未来では、やはり宗教に関連した争いが続いています。

その方法が洗練された分だけ、より酷くなっているかも知れません。

何度も生まれ変わる様は、火の鳥による永遠の命という力が必要なのかさえも考えさせられます。

物事の本質はどちらも同じなのかも知れませんね。