愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『道元 正法眼蔵を読む』角田泰隆

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空 = 諸行無常

 

確実なものはない

 

生きていても死んでも、増減は無い

 

汚いもきれいもない、それらは主観

 

自分の物差しは正しいのか?

それはありのままに見る妨げになる

 

知恵は守れず、害することもできない

 

仏性(仏になる性質)はみんなにある

と言うよりも現に実在している

と言うよりもみんなそのもの

 

仏性はいずれ現れる、ではなく今表せ

 

文字や知識理解を先とするな

 

霊山の女人禁制を批判した

地球は1700km/hで自転、もっと速いスピードで公転している
地球と一体化している我々は、それを感じない

身なりを清潔に保つ

自身の体を仏として用いる

本当に相手を救う
そういう利益を与える

貪らない = 過度に欲しがらない
→自然にへつらわなくなる
これが本当の布施

布施には二種類
①他人に金品を施し与えること
②他人に教えを説くこと

布施に軽重はない

利行に自他の区別はなく、利他に利益がある
全ての人、生き物、風水などの自然に対して
永続的に行う

ただ良いことをする

実践する

道元師は哲学者としても優れているという説を聞いたことがあります。
さらには、言葉に出来ないことを優しく普通の人向けに解説しています。
きっと賢くて優しい人だったのでしょうね。