愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『中国共産党帝国とウイグル』橋爪大三郎 中田考

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イスラームでは現世で不幸の人は来世で報われると考える

現世を正しく変えようとはあまりしない

 

パレスチナ問題:パレスチナユダヤ人がイスラエルを建国した、そこからパレスチナ人の苦難が開始された

 

カレーズ:ヒマラヤの雪解け水を運ぶ用水路、数百キロメートル先まで数世紀前から張り巡らされている

 

ウイグル民族の言語、信仰、考えを中国に変えている

ウイグル民族を抹消しようとしている

中華民族と言う物を実在させようとしている

 

趙の兵士数十万人を生き埋めにした、非戦闘員は同化していく

→趙は抹消された

 

中国の歴史では内戦で数千万人規模の人民が亡くなると言う事はザラに起きている

 

中国共産党は法律にも憲法の規定がない存在

 

中国共産党は(正しいから存在する)と自身を説明している

 

国家安全維持法:共産党支配が正当だと証明するのにうまくいっていないことの裏返し

うまくいっていれば必要は無いはずのもの

 

皇帝や司祭に中国共産党がとって変わった

以前に比べ人が増えて質は低下している

共産党員は95,000,000人、中国人は10億人以上

 

共産党が資本主義をやると言ういびつな状態になっている

→それならば共産党でなくて良いはず

 

共産党の一党支配が良くないと発言しただけで逮捕される

 

中国共産党が政府を指導している、しかしそうするのが正しいと言う根拠は無い

 

経済は資本主義国家と同じ仕組み、共産主義では全くない

 

西洋人にとっては(中国)が昔からあったことになってしまう

日本人から見ると秦、漢、随、唐、元、明、清など全部違う国だと気づくことができる

「中国の夢」とは?
アメリカに代わり世界のリーダーになること
なぜ?
中国は凄いのに、世界各国が認めてくれない
これはおかしい!と思っている

イスラムは大人でアメリカや中国は子どもだと言われることがあります。
それらの国が武力や経済力を持っていて、それが中心に世界が回っている。
それが現在の世界情勢なのでしょう。
まあ、正しくはないですよね。
今までも正しい状態は無かったのかも知れませんけど。