『ゲゲゲの鬼太郎』などの著者である水木しげる氏が、極楽と地獄について書いた本です。
著者は戦争で片腕を失います。
当時は多くの人が死にました。
著者が生きのびられたのも、偶然だったと言えるでしょう。
生と死についてはみんな身近に感じる時代でした。
そんな著者には、極楽や地獄について話してくれる老婦人が身近にいました。
そのおかげで様々なことを知りました。
本書はそれらを著者の考えなどで分かりやすく紹介しています。
あのイラストもついていて、眺めるのも楽しいです。
様々な外国の死後の世界についても言及されていて、内容は盛りだくさんです。
楽しくて考えさせられる興味深い一冊でした。