愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『寂聴あおぞら説法II』瀬戸内寂聴

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気が楽になるお話。

著者の説法は、そんな類のものです。

もともとお坊さんの説法は、ありがたいけど出来れば長い時間は聞かないで済ませたい、というシロモノですよね。

しかし本書はその説法を長々と収録したものです。

それでも楽しく読めるのは、著者の喋りが面白いからに他なりません。

仏教としてどうなのか?

という疑問は当然湧くのですが、このお話で救われる人がいるのであれば、やはり素晴らしいことなのは確かです。