愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 最期のことば』ブッダ 佐々木閑

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日本の大乗仏教は、初期の仏教とは全く異なる


外に救いを求める点でキリスト教イスラム教に近い

 

原来の仏教は「ニカーヤ」=「阿含経

原来の仏教は出家が基本、できない人のために大乗仏教が必要とされた

 

自己の努力で、煩悩を断ち切る、真の安らぎを得る

 

毎日少しでも自分で努力し煩悩を消す生活スタイル

 

メンバー全員が参加する会議で民主的に決めよ

 

定められた法を守り行動する先輩を敬う

 

静かな生活の方が修行は進む

 

すべての人は平等である

 

「招待食と同様「土地」や「建物」も受け取って良い

 

もともとお坊さんは野宿しているもの

 

ブッダの言葉は他人に知ってもらいたくて語っている

→なんでも弟子に教えてくれる

自州法州=自燈明法燈明

 

自分に都合の良いものは好ましく見える

 

記憶のせいで「1人の人間の心がずっと続いている」などと錯覚するが、一時的なものが集合離散し続けているのにすぎない

 

単なる一時的な集合を「自分」と錯覚している

 

修行は全て心を磨く作業

 

自らを高める→他人を感化する→修行は他人の為にもなる

 

在家信者:世俗的な果報が得られる

出家者:涅槃に到達する

 

正しい生活をすることがブッダの供養になる

 

年功序列は権力闘争が起きない

 

法律は真理ではない→時代や社会に合わせて変更が必要

諸々の事柄は過ぎ去る

怠らず修行を完成せよ

 

「生きる事は苦しい」→何とか安楽な状態にしよう

 

なすべきことをなせば必ず結果は出る