愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ともに生きるための演劇』平田オリザ

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多様な価値観が存在すると、お互い「わかりあえない」ことが大いに起こり得る。

→それを前提として「多様なまま」共に生きよう!

 

日本の若者は「世界一現状に不満がなく、未来に希望を持っていない」と言われている。

 

「哲学」や「演劇」は、対話の訓練になる。

 

イングランドで芸術と言えば、シェイクスピア、劇など

 

人生の大半は、大事件でも大恋愛でもなく、静かな淡々とした時間で占められる。

 

日本語で哲学を突き詰めると日本語を逸脱する

日本語で哲学をわかりやすく書くと、哲学を論理的に突き詰められない。

 

日本語は国境と完全にリンクしている。

→世界的に珍しい。

 

世界に話すためには、相手の文脈で説明する能力が必要。

 

対話:説得や妥協の後、何らかの結論を得るために行う。

非常に実践的で実際によく使う。

 

対話は互いに異なる価値観をすり合わせ、新しい価値観を創造するコミュニケーション

 

本の学校教育や社会は同調圧力が高く、新しい価値観を表出しにくい。

 

対話は「そういう考え方もあるけど、私はこう思います」から始まる。

 

「共同体の中で最も弱い人をどのようにして生かすか?」が全体のパフォーマンスを上げるための秘訣

 

子どもの生きる力で重要なのは、

テストの点<自制心、やり抜く力、他者と共働する力

 

「話さない」「いない」ことも表現の1つ

 

余計な口出しをすると、子どもは自分で考えるのをやめてしまう。

 

日本語同士の会話でも、常にズレはある。

 

みんなが協力するべき場ではみんなが対等

 

エンパシー:共感力。日本人に足りていない。