愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『私訳 歎異抄』五木寛之

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司馬遼太郎氏が、

無人島に一冊持って行くとしたらこれ」

と発言したことでも有名な『歎異抄』という著書があります。

本書はそれを著者が私訳したものです。

もともとは親鸞というお坊さんの言行録を、一番弟子の唯円という人がまとめました。

 

きっと親鸞氏も悩んでいたのだろうな、ただ信じることにしようと、自分に言い聞かせていたのかも知れないな、と感じました。

信心深くないわたしが読んでよかったのか、少し不安になりますが、やはり価値のある著書なのは確かです。