愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 ナショナリズム』

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国家、国民、民族を大切に思うナショナリズムについて、ある距離を置いて考察を深めよう。

そのためには、自国の外側に身を置くと良い。

 

「私たち」の範囲をなるべく広がるとよい

 

ナショナリズム自体は悪いことでは無いと思っていました。

しかし本書でのナショナリズムという語の使い方は、かなり辛辣なものでした。

愛国心と言えば良い。

国家主義というと恐ろしい。

しかしそれぞれは簡単に区別できるものでは無い。

そして今は様々な国家が利権を争っている以上、その土俵から降りるのは至難の業だろう。

資本主義と並び、とても解決しにくい問題のように感じました。