国家、国民、民族を大切に思うナショナリズムについて、ある距離を置いて考察を深めよう。
そのためには、自国の外側に身を置くと良い。
「私たち」の範囲をなるべく広がるとよい
ナショナリズム自体は悪いことでは無いと思っていました。
しかし本書でのナショナリズムという語の使い方は、かなり辛辣なものでした。
愛国心と言えば良い。
国家主義というと恐ろしい。
しかしそれぞれは簡単に区別できるものでは無い。
そして今は様々な国家が利権を争っている以上、その土俵から降りるのは至難の業だろう。
資本主義と並び、とても解決しにくい問題のように感じました。