ただ研究室で考えるだけでなく、フィールドでワークした方が研究者として良い。
そんなアドバイスを素直に受け入れる著者。
それだけでも中々出来ることではありません。
しかし著者は、通常取られるであろうフィールドワークのさらに上、というか斜め上を行くように見えます。
ウーバーイーツで働き、水俣に足を運び水俣病の話を聞き、プラスチックを使わない生活に挑戦し。
現在でも、社会ではありとあらゆる問題が山積しています。
著者はそれらを見逃すまい、手を差し伸べよう、としているように見えます。
我々も知らなければならない。
そしてやらなければならない。
そこに気付かされます。