昔話?
実話?
伝承?
本書は著者が遠野でむらびとたちに取材して得た、数々の話を紹介しています。
どこか不思議であったり、そんなこともあるかもなと思えたり、短い話だったり、それがしばらく後に繋がっていたり。
読んでいて、非現実世界へトリップするような感覚を得ます。
いや、もしかしたら日本人のルーツとして、自分の中にもあったような気もします。
自身の祖先が田舎の農民なので。
本書は現代語訳ですが、方言で語られた原著は、さらに違う世界へ連れて行ってくれる気がします。
機会があればそちらも読んでみたくなりました。