著者は戦後にうまれた世代で、日本の戦争について知りたがっている娘を持ちます。
そのためか、本書では度々娘に対して語りかけるような場面が出てきます。
戦争についての資料はとても多くあります。
しかし、統一された見解や完全な真実というのが明らかにされるのは、難しいようです。
本書はほとんど全ての責任が日本にある。
日本はとても酷いことをした。
それなのに償いをしていない。
日本はアジア各国や欧米諸国でも恨まれて嫌われている、と繰り返し述べます。
おそらく著者の娘は、日本を大嫌いになるのだろうと、簡単に予想出来ます。