愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『欲望としての他者救済』金泰明

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他者を救済するときに、私はどのような心境なのか?

そしてその他者はどういう心境なのか?

通常はそこまで考えずに、他者を助けるという行為をするはずです。

しかし自身に驕りはないか、他者は不快ではないか、そんなことを考えなければなりません。

ある意味では、他者は私に良いことをする機会を与えてくれた、とも言えます。

それが他者に伝わるようであれば、あるいはその行為は今よりスムーズに行き、意義も高まるのではないでしょうか。