映画とテレビが人気を分け合うようになってきた頃。
銀幕のスターになろうかという銀ちゃん。
大部屋俳優で銀ちゃんに心酔しているヤス。
元女優で銀ちゃんの子を身籠った小夏。
三者の倒錯した人間関係で、物語は進みます。
みんな役者だからか、どこかでそれぞれの役割を演じているようにも見えます。
また、それぞれの心理はわかるようでもあり、全くわからないようでもあります。
階段から落ちるシーンがとても有名で、それがかなり重要な軸になっています。
それぞれが可哀想でもあり、また、幸せなのかも知れない、とも思えます。