元ストーカーが、ストーキング加害者を立ち直らせるための活動を始めました。
その顛末を書いているのが本書です。
著者はその当事者です。
自身の経験から、ストーカー自身をどうにかしなければ、その事件というか状況は解決しない。
そう確信して、ストーカーを更生させる手伝いをすることを思い立ちます。
依頼者はストーカー。
本人も辛かったり、苦しかったりする。
そんな気持ちがわかるのは、確かに著者のような人しかいないでしょうね。
著者は自身で完全に立ち直っていると思っていたのですが、またストーキングをしてしまいます。
ターゲットは以前とは別ですが、もう自身が結婚しているにも関わらず。
読んでいて、おぞましさを覚えました。
ストーカーは治らないのかもしれない、と。
確かに徹底的な治療は必要でしょうね。
もう悲惨な事件が起きませんように。