愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『逸話で綴る三國志』坂口和澄

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我々一般的な日本人が知る三國志は、小説の『三国志演義』で、完全な史実とは少し違います。

だけど、正史を読む機会はなかなかないですよね。

日本史や世界史は知れるけど、中国史のしかも三国時代を細かくなんて、ちょっとマニアックです。

好きな人はそこまでいくのでしょうけど。

さて、本書はそこまで行かない人向けに、数々の逸話を紹介してくれています。

それでもそれぞれの人物がリアルに浮かび上がり、状況がわかってくる部分があります。

日本人とも、恐らく今の中国人とも違う、とても興味深い人物がたくさんいたのですね。