愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『薬物売人』倉垣弘志

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田代まさし氏に覚醒剤を売った人物。

それが本書の著者です。

売人になる経緯、売人からの薬物の買い方が、実にリアルに描かれています。

また、覚醒剤マリファナ大麻の使い方や、使ったときの感覚がまさに実体験として書かれていて、あたかもルポルタージュの様相を呈しています。

 

著者は今、島で薬物と関係しない生活を送っているそうです。

あのリアルな感覚の描写を読むと、果たして本当に止めれるのか、少し疑問に思います。

しかし、本当に止めるとしたら、島に家族と住むくらいしないと厳しいんだろうな、とも感じました。

恐ろしい話です。