愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『生きにくい子どもたち』

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著者はカウンセラーです。

精神にかかった負荷により、日常生活に支障をきたしてしまったクライアントを、通常の生活が送れるようにするのが仕事です。

本書は、具体的なケースを示しつつ、その治療や反応を解説してくれています。

本人さえも自覚していない心の動きを、丁寧に捉えて解きほぐしていくのが、肝のように感じました。

デリケートな問題だけに、少しの失敗も許されない場面があるようで、手に汗握りながら見守るように読みました。