愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『悪党』

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ガーシー。

暴露系ユーチューバーになり、議員になり、懲役囚になり。

これらのどこかで、見たり聞いたりした人は、結構多いのではないでしょうか。

 

本書では、ドバイに住むガーシーとその一味を、集まるところから捕まる手前までを追っています。

母親や近しい人たちにまで取材をしているという、かなりの力作です。

 

そうするより仕方がなかったのか。

人生には、あの時はああするしかなかったという場面がある、と、ある小説家が言っていました。

まさに手負の獣だな、と感じました。