カウンセラーとして活躍している著者。
河合俊雄氏が、父で同じくカウンセラーをしていた河合隼雄氏について、解説しています。
氏の代表的な治療に、箱庭療法というものがあります。
これは患者さんが、箱庭に人形を配置することにより、自らの内面を出したり整理したり安定させたりという、治療のように感じました。
もしかしたら子供の頃に無心でしていたことが、きっと何かのヒントやとっかかりになるのかも知れません。
心の内面に触れるカウンセリングは、本当に繊細な作業のようです。
あたかも真剣で向かい合っているような。
実際の世界でも、我々は実はいつも相手と会話する時は真剣勝負をしているのかと知れない。
そう、ふと思いました。