愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『本多正信』

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徳川家康は『狸』として知られています。

腹の中を見せずに相手を化かす、というような意味です。

そんな大ダヌキの家臣でも、筆頭の狸がいます。

本多正信です。

なかなかな人物で、かなりのものだと言われています。

差し詰め小ダヌキと言ったところでしょうか。

本書は、その人が家康に仕えるあたりから、天下をとりそれを固めていくところを描いています。

元々は家康の敵だったのですね。

そこで阿らずに家臣になり生きていく。

こういう人を抱えられるからこそ、家康は天下を取れたのかも知れませんね。