愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『モンゴル帝国』

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確かに昔モンゴルは、強大な帝国を築きました。

今では小さくなって、さらに内モンゴルを中国に齧り取られて、以前の栄光はみる影もありませんが。

しかし本書を読むと、現状も歴史のうちの一部でしかない、モンゴルという国も現在の視点での見方でしかない、という思いがふと湧いてきました。

強い男たちと、強い女たちがいる。

ある意味おおらかで、それでいて残酷でもある。

人間の本質がここにあるような気がします。