愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『道元「正法眼蔵」をよむ 下』

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「空」

全てのものは、それだけで他と関連せずに変わらずに存在するものではない

固定した実体がない

一定不変ではない

移り変わりゆく

確実なものではない

根本的には増減しない

 

ものの存在そのものには、綺麗も汚いもない

 

自分のものさしは正しいわけではない

それを知って、初めてありのままに観れる

 

智慧は守れず、害することも出来ない

 

仏性はいずれ、ではなく、今現せ

 

文字や知的な理解が先ではない

世間にとどまらず超えていき

我見に拘らず

知識と行動を一致させる

 

二千年地中に埋もれていた蓮の実が、発芽し開花することもある

 

身なりを清潔に保つ

 

自らの体を凡夫ではなく、仏として用いる

 

ほんとうに相手を救う

そういう利益を与える

 

貪らない

 

へつらわない

 

布施に軽重はない

 

利行には自他の区別はなく、ともに利益がある

その対象は全てに向ける

永遠に永続的に

草木風水にも

 

ただ良い事をする

 

実践する