愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『不思議の国ニッポン』

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海外から見たニッポン。

著者は外国人です。

だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。

ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。

日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。

まず、これは外国人は知らないようです。

知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。

さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。

どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。

我々からすると、あちらの方がよほど不思議なのですけどね。