愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『カラマーゾフの兄弟 1』ドストエフスキー 亀山郁夫

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あらすじは知っていて、いつか原作を読みたいと思っていたのを遂に読み始めました。

ロシア文学って、やたらと長いイメージがあるんですよね。

イワン・デニーソヴィチの一日』のような。

これだけ読んで、まだ一日も過ぎてないんかい、みたいな。

まぁ、そればかりではないのでしょうけど。

 

キリスト教、ロシア人が精神的な何を大切にするか、などがメインテーマのようです。

キリスト教と言っても、ロシア正教で、また特殊なのでしょうけど。

どうするアリョーシャ?と、感情移入はしやすいのですけど、やはりきっとロシア人の理想的な性格の一つなのですよね。

ちょっとわからない部分もあります。

 

本当は、第二の小説を書く構想があったけど、それが描かれる前に著者は亡くなってしまったようです。

実に残念です。

ともあれ、2巻を読むのが楽しみです。