愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ぼくのお父さん』矢部太郎

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アーティストの親はアーティストである。

これは勝手な思い込みかも知れませんけど。

さて、本書は絵本作家の父親を主人公にした漫画です。

 

と言っても、なかなか作品が仕上がらずに、提出できない作家です。

当然その間は収入がなく、貧しい生活になります。

それでもつくしを取って食べたり、手作りのおもちゃで子どもたちと遊んだり、とても楽しく暮らしています。

 

しかし作家が作品を創作出来ないということは、ものすごい心の重荷を抱えている状態ではないでしょうか。

時折り、そんなことを感じさせます。

なんとなく悲哀があるのですよね。

 

大人も子どもも楽しめる作品です。