愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『女性向け風俗の現場』

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タイトル通りの店を営む著者が、その体験を話すルポルタージュです。

 

どんな女性がこのようなお店を利用するのか。

我々男性からは、全く想像がつきません。

お金持ちのマダム?

多くの遺産を手にした未亡人?

美人だけど仕事が忙しくてそういう経験がなく過ごしてきた人?

どれも下らないAVの内容みたいで、我ながら恥ずかしくなります。

 

著者によると、パートナーのいる女性からの依頼が、意外に多いようです。

そんな人が何故?と、我々素人は思ってしまいますが、その理由もまた驚愕です。

 

『パートナーとの性行為で感じられるようになるため、当店を利用したい』

 

こう書いていて、本書を読んだ後の今でも、なんだかわけがわかりません。

ともあれ、

本店を利用すると中イキが出来るようになる。

という評判を見て、依頼してくる人が多いのだそうです。

そして本書では、そのための施術方法まで赤裸々にされています。

「本当か?」

そう、何度も思わされるほど、衝撃的な内容です。

そういう感想を持つことこそが、パートナーのことを分かっていない証拠だ、と言われそうで恐ろしい気がします。

 

女性はわからない。

もちろん人により千差万別なのでしょうけど。

それに女性に限った話でもないのかも知れませんけど。

なんだか本当に肝が冷えました。